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太陽の瞳 【鬼滅の刃】

第19章 行き違い



杏寿郎は、泰葉の話を聞いてから、気が気ではなかった。
隊士達は、泰葉の治療を受けているのか…最後にあの笑顔を向けられて…。
隊士達が逆上せるのも無理はないだろう。

しかし、その際に触れられてやしないか…
口説かれてやいないか…



杏(泰葉さんに会いたい…)


恋とはこういうものなのか。
こんなにも会えないことがもどかしくなるのか…


杏(明日にでも、蝶屋敷に行ってみるか。)


泰葉の様子を見に来たといえば、しのぶも追い返したりしないだろう。



杏寿郎はそう思って、任務を終わらせ帰路についた。








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次の日、
朝早くやってきたのは蜜璃。


蜜「しのぶちゃーん!包帯をくださいなっ。」


任務開け真っ直ぐきたので随分と早い時間だった。
しのぶは、目を擦りながら包帯を渡す。

し「軽症でくる隊士はだいぶ減りました。
全く、泰葉さんにどういうつもりで来ているんでしょうか。」


しのぶは怒っていた。
善意で治療をしてくれている泰葉に、鼻の下を伸ばして来る男たちが許せなかったのだ。


蜜「泰葉ちゃんも、嫌な気持ちになってないと良いんだけど…」


蜜璃やしのぶも、泰葉と同じような目にあったりしたことがある。
しかし、しのぶはそれを撃退するような性格だったし、蜜璃は全く気にしていない。

泰葉は気にしてしまうような性格だとしたら…

そう思ってならなかった。


泰葉の心が心配になったしのぶは、蜜璃にお願いをした。

し「甘露寺さん、今日のご予定は?」





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