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太陽の瞳 【鬼滅の刃】

第3章 蝶屋敷


「その、鬼っていうのは、普通に町中とかにもいるの…?」

ア「そうと言っていいと思います。奴らは陽の光に当たると死んでしまうので、基本的に夜に行動し、食事となる人間を喰らうのです。」

…御伽噺の中かと思った。
確かに、夜な夜な人が消えてしまう事件は耳にしていた。
それも、鬼の仕業…という事なのかもしれない。

「あ…」
泰葉は気になっていた事を聞いてみた。
「アオイさん、列車に乗っていた人達のことって知ってたりします?」

ア「隊士の事ですか?」
「いえ、乗客です。私と同じ車両に乗っていたお婆さんが無事だったか…気になってしまって。」

あぁ…と少し難しい顔をするアオイ。

ア「乗客個人の情報は分からないのですが、あの列車での死者は1人も出ていないとの事だったので、お婆さんも無事だったと思いますよ。」

「そう!お婆さんが生きているなら良かったわ!」

お婆さんが無事だと知り安堵する。

「…それにしても、列車が脱線したのに死者が1人もいなかったなんて…」

ア「炎柱様が、脱線するときに沢山の技を出して衝撃を最小限にされたそうですよ。」

ほぅ…


「その炎柱様というのは…すごい方なんですね…。」

炎柱…というのも知らない単語だ。でもすごく讃えられてるのは感じたので、すごい人なのだろうな…。

「あの青年達も無事だといいんだけど…。」

アオイは青年?と思ったが、一般人のそれからの情報は入っていないので、深く聞かないでおくことにした。



その青年が、炎柱のことだということに
まだ誰も気づいていない。



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