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太陽の瞳 【鬼滅の刃】

第13章 能力



その日は煉獄家に、両親と泰葉も泊まることとなった。
煉獄家にとっては、久しぶりの客人とあって賑やかだった。

槇寿郎と智幸は、すっかり意気投合して、酒を酌み交わしている。
千寿郎と泰葉、そして花枝は台所に立っていた。

つまみや、夕飯の支度をしている。


杏寿郎は、道場で少しだけ鍛錬をしている。


「杏寿郎さんって、毎日鍛錬するの?」

千「はい。兄上は絶対安静と言われない限り、鍛錬を欠かしません。」

花「それにしても、皆さんそっくりよね。」

千寿郎は、よく言われますと笑った。


海藻の酢の物や、枝豆などのつまみを出す。


父2人は
槇「いや、本当に器量の良い娘さんで」
智「私たちも自慢の娘です。でも、御子息も立派ではありませんか」

など、子自慢を繰り広げている。


千「父上…久しぶりのお酒、大丈夫でしょうか…」

以前のように戻ってしまったら…と思うのだろう。


「大丈夫よ。今回はお酒の飲み方が違うもの。
楽しいお酒のようだから、心配いらないわ。」



泰葉はそう言って、料理を作っていく。

筑前煮や、さつまいもの味噌汁。
小松菜の和物に、厚焼き卵。

いつ見ても手際がいい。


花枝は筑前煮の味見をする。


花「うん!美味しい!
泰葉、腕を上げたわね。私のと少し味が違うけど、こっちの方が美味しいかも!」


「本当?嬉しい!お母さんに言われるのはとっても自信がつくわ!」

千「泰葉さんのお料理は、どれも本当に美味しいです!
また、大学いもと、さつまいものきんぴらを作って下さいませんか?
兄上は、あれがお気に入りなのです!!」


キラキラと目を輝かせている千寿郎。

うーん…かわいい!


すると、花枝はニヤニヤしながら
花「泰葉、やるわね!いつの間にか胃袋を掴んでいるなんて。」
と、耳打ちした。


「そ、そんなんじゃ!」

と、嗜めようとすると、


杏「うまそうな匂いだ!!」


身体を清め、着流しに着替えた杏寿郎がやってきた。

花枝は思わず頬を染め
「いい男…」と呟いた。




「お母さん!」





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