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太陽の瞳 【鬼滅の刃】

第11章 救出


ーーーーーー

吉原に戻った杏寿郎。
急いで天元の所へと向かう。



その頃天元は
堕姫と、堕姫の体から現れた兄の妓夫太郎の2人と対峙していた。

妓「ひひっ、やっぱり毒
効いてるじゃねぇか。
じわじわと…
効かねぇなんて、虚勢はってみっともねえなああ。」

妓夫太郎の武器は鎌。
その鎌には毒があり、傷をつけられると体内に毒が回る。

天元は、堕姫から出てきた時に攻撃に入った際、斬りつけられてしまっていた。


天「いいや、全然効いてないね。
踊ってやろうか。

絶好調で天丼百杯食えるわ!派手にな!!」


杏「その天丼、俺もいただこう!」


天元の隣に杏寿郎が降り立つ。


天「早かったな。
あいつの鎌は毒だ。俺は耐性があるが、普通のやつはあの毒は強烈だ。気をつけろ。」


杏寿郎は頷く。


妓夫太郎と堕姫は2人いっぺんに天元へとかかって行った。
天元は堕姫に蹴りを入れ、妓夫太郎の鎌を二刀で受け止めた。

妓「妹を蹴んじゃねえよなあ。」

次の攻撃を仕掛ける妓夫太郎。
すかさず、火薬玉を投げつける天元。



その火薬玉に妓夫太郎は気付いたが、堕姫は気付かずに斬りつけた。


ドドドオン!

火薬玉が爆ぜる。

堕「ギャッ!」

妓(特殊な火薬玉。鬼の身体を傷つける威力。)


妓夫太郎が火薬玉を分析しているうちに、グンっと天元の刀が頸寸前まで来ていた。
妓夫太郎には刀身が伸びたように見えていた。


天元の刀が伸びたように見えたのは、彼の握力によるものだった。
天元の刀は2本を鎖に繋いである。
その片方の刃先を親指と人差し指で挟むようにして持っていたのだ。

妓夫太郎は首を捻り避けて、鎌で刀を弾いた。


天「チッ、こっちは仕留め損なったぜ。」


堕姫の頭は、また落ちていた。
火薬玉の爆破と一緒に杏寿郎が頸を斬っていたのだ。

堕「うううう!また頸斬られたぁ!
絶対許さない!悔しい悔しい!なんでアタシばっかり斬られるの!」


天元と杏寿郎の動きに、勘づく妓夫太郎。

妓「お前ら…もしかして、気付いてるなあ?」

天「何に?」


妓夫太郎はその答えにニヤつく。

妓「…気づいたところで意味ねぇけどなあ、
お前は段々と死んでいくだろうしなあ。」

杏「む?宇髄…君、まさか…」

杏寿郎は天元が毒を受けていることは知らなかった。



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