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太陽の瞳 【鬼滅の刃】

第10章 覚醒


場所は変わり、荻本屋。


伊「ぐわはは!見つけたぞ!鬼の巣に通じる穴を!」

伊之助はその穴に入ろうとするが、頭しか入らない。
すると、グキグキいいながら体がだるんと柔らかくなる。

伊之助は全ての関節を外すことができる。
頭が入れば、通らないところは無いのだ。


細い穴の道をずんずんと進んでいくと、広い地下室のような場所に辿り着く。

そこには無数の帯。
よく見ると、女性たちが眠っている。


伊之助は、この女性達は生きていることがわかった。
言わば、食糧庫。
喰べたい時に喰べることができるのだ。


伊「ん?」

伊之助が見つけた帯にいるのは…
善逸だった。


伊「何してんだ、こいつ」


すると、女の声がした。

「お前が何してるんだよ。」


声の主はグネグネと動く帯だった。



伊之助は帯に斬りかかる。

伊「グネグネ気持ち悪ィんだよ!みみず帯!」


帯を斬って中の女性たちを救出していく。

せっかくの食糧を逃されてしまう。
帯は伊之助自体を取り込もうと向かってきた。
斬ろうとするがぐねるせいで斬ることができない。


帯は伊之助の頸を狙ってきた。

瞬時に伊之助は刀を回転させながら投げる。
その刀は頸を狙う帯を真ん中から切り離した。


パシッ

刀は手元に戻る。


伊「獣の呼吸 陸ノ型 乱杭咬み!」


帯に斬撃を与えるが、すぐに再生されていく。

帯「アタシを斬っても意味ないわよ。
本体じゃないし。」



そう言うと、無数の帯が伊之助の背後にいる女性たちを、また取り込もうとしていた。


また、それを斬りつけていく。

「やべぇ、他の人間も守りながら戦わなくちゃならねぇ!」



その時


ガカカカッ

「みみず帯とは上手いこと言うもんだ!」

『ほんと、気持ち悪いです!』


2人の女性が、帯にクナイを打ち込み伊之助を援護する。

伊「誰だテメェら!」


須「宇髄の妻です!
アタシあんまり戦えないですから、期待しないでくださいね!!」

ま「須磨ぁ!弱気なこと言うんじゃない!」

2人はわーきゃー言いながら、帯と戦っていく。

伊「あの野郎!
本体じゃないとすると、戦いに終わりが無ぇ!」


すると、伊之助の後ろにスッと現れたのは
眠ったままの善逸。


ドオドン!!


閃光を放ちながら帯を切り刻む。

シィィ…



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