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太陽の瞳 【鬼滅の刃】

第2章 無限列車



あの鬼はどこを狙う…
そう思っている間に泰葉は走り出した。

炭「あっ…!!」
炭治郎は泰葉の動きが早すぎて止めることができなかった。



杏「俺は俺の責務を全うする!!
ここにいる者は誰も死なせない!!」

猗「素晴らしい闘気だ。やはりお前は鬼になれ!杏寿郎!」


杏「炎の呼吸 奥義!!」

その会話を聞いて、やはり!とおもった。
奥義というからには捨て身の覚悟だろう。
今まで以上の凄まじい闘気を感じる。
猗窩座もそれに対抗するような強い闘気を出した。

泰葉が入れるのは一瞬。
間に合わなければ互いに命はない。

泰葉は更に速度を上げる。


杏「玖ノ型! 煉獄!!!」

猗「破壊殺 滅式」


その瞬間、トンっと泰葉は飛び上がる


ゴオォオ

鳴り響く地鳴りのような轟音。



杏寿郎は周辺の地面ごと抉るような強烈な技を出していた。

それを猗窩座は拳と衝撃派で迎え撃つ。

その時泰葉には見えた。
猗窩座は杏寿郎の鳩尾を貫こうとしている。

今しかない!

「うおぉぉ!」

泰葉は瞬時に2人の間合いに入り大きく右足を振りかぶった。

バキィッ

杏寿郎を狙った、猗窩座の腕がもげる音がした。

杏「…っ⁉︎⁉︎」

猗「…何っ⁉︎」

突然のことで驚く杏寿郎と猗窩座。
杏寿郎の隣にタンっと泰葉は降り立った。


猗「女…なんの真似だ。邪魔をするな!」
杏「君はっ…ダメだ、ここにいるのは危険だっ!」

「悪いけど、この青年を死なせるわけにはいかない。」

泰葉は再び構えを取る。
猗窩座は女には興味がなかったが、泰葉からも強い闘気を感じ、ニヤリと笑った。

猗「その闘気、気に入った。」
猗窩座も構えを取る。

そして、次の瞬間、目にも留まらぬ速さで攻防を繰り広げ始める2人。
杏寿郎は目を見開いた。
目の前の女性が猗窩座とやり合っている。
しかも素手。
互角の戦いを繰り広げているのだ。

何が起きているか分からなかったが、杏寿郎はハッとして泰葉の元へと加勢しに向かった。

杏「すまないが援護を頼む!
鬼はこの日輪刀で頸を切らねば死なない!」

泰葉は頷いて、一旦猗窩座と距離を置く。
腕と脇腹に蹴りを入れられたが、まだいける。



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