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恋い慕う 短編集

第3章 猫 (2) [不死川実弥]※裏


不死川が目を覚ますとまだ腕の中ですやすやと眠るりょうの姿があった

外では小鳥が鳴き始めたいる

もう朝を迎えたようだ

腕の中にいるりょうをギュッと抱きしめるとりょうの身体が身動ぐ

小さく開かれた瞳を見て不死川は穏やかな表情になった

「起きたか?」
「さ、ねみ...」
「今日はどこにも行かなかったんだな」

珍しくどこにも行っていないりょうに不死川は問いかける
りょうは一定の場所に留まろうとしない猫のような娘

まだ眠たいのか不死川の胸元に擦り寄ってくるりょう

「ぅん...実弥、どっか行くと怒る」
「だからおまえの居場所はここでいいんだよ」
「んー」

小さな身体を抱きしめて離さないとする

「くるしぃよぉ」とくすくす笑うりょうの笑顔に釣られて不死川も口元が緩くなった

「実弥あったかいねぇ」

そうやってしがみつくりょうが可愛くて髪に口付けを落とす
すると不死川の顎をぺろりと小さな舌で舐めるりょう

「なんだよ」
「実弥の真似」

そんな行動をするから不死川の保っていた理性が壊れかける

「...やろめ」

そう言っても辞めようとはせずに不死川の下唇をチュッと喰わえてみせる

我慢の限界で不死川はその唇を強引に奪った

「んぅッ!」

侵入してくる舌を受け入れお互いのそれが絡み合う

「ふはぁ...ッ」

とろりとする瞳に不死川は欲情する

「おまえ、朝からなにしてくれてんだよ」
「ふぇ?」
「誘っといて惚けてんじゃねぇ」

りょうの胸を下から鷲掴みし先端を親指でころころと転がすと小さく喘ぐ

「ぁっ」

ピクンと跳ねるりょうを見て気を良くした不死川は彼女に覆い被さるように寝返りを打つ
空いた手でりょうの細い体のラインをなぞって太腿を摩るとくすぐったいようで足をもじもじと擦り合わせた

不死川の指は次第に足の間を通ってりょうの秘部へと移動する
割れ目をなぞるとそこは既に濡れそぼっておりぬるぬると指が滑っていく

「もぅこんなにさせてやがる」
「ゃぁ...」
「やだじゃねぇだろ...どうしてほしいんだ?」

もじもじとするりょうを見下ろし鼻にチュッと口付けをする

「さわ、て?」
「ん?ここかぁ?」




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