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I don’t want to miss a thing.

第1章 …I'll be there for you.



そして、最後の見開きが開けば、椿木さんのページ。

タカちゃんへという出だしで始まる、少し長めのメッセージ。

俺は一つの文字も読み落とさないようにと、ゆっくり言葉を噛みしめるように、綺麗な筆跡で書かれた文面をなぞった。

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タカちゃん、お誕生日おめでとう!
これを読んでるってことは無事にサプライズも成功してる?
今日一日はどうだったかな?

エマちゃんに誕生日を聞いてからは、ドラケン君、千冬君、八戒君にタカちゃんが喜ぶプレゼントのリサーチをしたりして、どうしたらタカちゃんが一番喜んでくれるかなーって考えながら1週間を過ごしました。

だから、タカちゃんにとって幸せな一日になってたら嬉しいな~。

このアルバムと一緒につけたデザインブックとピアスは、八戒くんからタカちゃんが欲しがってたという情報をもらって、書店とアクセサリー屋さんで購入しました。

ピアスに関しては、オシャレなタカちゃんが気に入ってくれそうなデザインがわからず、結局1時間ほどうーーーんと頭を捻った結果、タカちゃんに似合うだろうなぁって思ったデザインにしてみたの。

今までシンプルなタイプのピアスだったけど、今度はこんなデザインもいいんじゃない?と思ったりして!気に入ってもらえると嬉しいな~

改めて、いつも本当にありがとう、タカちゃん。
きっとタカちゃんが思ってるよりもずっと、私はタカちゃんに支えられて生きている気がしています、いつもほんとーにありがとう。

タカちゃんとお話しするようになってまだ2カ月くらいしか経っていないのに、もう何年も一緒にいるような気がするから不思議だネ。

日頃の感謝とかタカちゃんの素敵なところとか、伝えたいことは沢山あるけれど、余白もなくなってきたので、それはまた別の機会にするとして。

これからも、タカちゃんに沢山の幸せが訪れますように!

凛子
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椿木さんからのメッセージを最後まで読めば、俺は黙って微笑んだ。

プレゼントやサプライズも勿論嬉しいが、1週間、こんな風に色々悩んで、考えて、すげぇ俺のこと考えてくれてたんだなぁって、その気持ちが何よりもとても嬉しい。

「ハハッ、俺、今日が生きてきて一番幸せな日だったりして。」
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