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I don’t want to miss a thing.

第1章 …I'll be there for you.



一方、凛子が八戒にメールを送信した直後のこと


「タカちゃんタカちゃんタカちゃん!!!!!」

「あ?急にまたどーしたよ。」

「何でか知んねーけど、凛子ちゃんからメール来たよ!!!何で俺のアドレス知ってんの?!?!」

「…あー、俺がこの間教えといた。で、椿木さん、何だって?」

「………あっ!ダメだ!!…タカちゃん、こっち来んな!!!」

三ツ谷が凛子の名前を聞き、八戒の携帯を覗こうとすれば、
凛子のメールの末尾に書かれた一言を見て、精一杯腕を伸ばし、三ツ谷の手の届かないところに携帯を保とうとする八戒がいた。

「は?何でだよ。いいから俺にも見せろよ。」

「大好きなタカちゃんの頼みでもダメなもんはダメ!!!」

手を伸ばしても届かない八戒の携帯を意地でもとってやろうと躍起になる三ツ谷と、携帯を三ツ谷から死守する八戒の抗争は、その後30分程続くことになる。


From:椿木凛子
Sub:八戒くん、凛子です。
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いきなりごめんね!凛子です!

タカちゃんの誕生日プレゼント、
何にしたら一番喜んでくれるか悩んでるんだけど、
タカちゃん、最近何か欲しいとか言ってなかったかな???

もし知ってたら教えてくれると、とっても嬉しいです(#^^#)

あ、タカちゃんには、このメールのことは内緒にしてね!

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