I don’t want to miss a thing.
第2章 …Please, don't stop the love.
しかし、それも束の間。
凛子が俺の体に優しく触れる度に香るシャンプーの香りに俺の雄が騒ぎ出す。
その甘い香りは俺を癒すと同時に、不謹慎ながら俺の下心にジワジワと火を点けるにはモッテコイで。
瞳に映る凛子のぷっくりとした唇や、細くて繊細な指先、それから部屋着から覗く白くて華奢な鎖骨は、俺の欲を刺激するには十二分すぎるほどに魅力的。
俺は沸々と沸き起こる欲望に従うままに、凛子の首筋に唇を這わせた。
「…ひぁッ?!…ちょっと!!!」
そうすれば俺の突然の行動に驚き、一瞬、身体を硬直させる凛子。
その一瞬を見逃すわけもなく、俺はその細い腰をギュッと抱き寄せると、凛子の柔らかい唇に自身の唇を重ねた。
何かを言いかける凛子の口を塞ぐように、角度を変えて何度も口づけを交わせば、ちゅっ…ちゅぱっ……じゅぅ…っと淫らな音が静かな部屋にやけに響いて聴こえた。
暫く柔らかい凛子の唇の感触を楽しんだ後、目を開けて凛子の表情を覗けば、キスしただけなのにもうふやけた顔。
俺は先ほどよりも強く凛子のことを抱き寄せて、凛子の秘部に元気100%な俺のソレを擦りつけた。
「…俺のもうこんなだけど、どうする?」
凛子が断るはずがないことを知っていながら、こんなことを聞く俺は意地悪だろうか?
でも、可愛い彼女から『シたい』と言われたいのが男心。
期待を込めて凛子の少し上気した乳白色の首筋にもう一つキスを落とせば、
「…もう……タカちゃんのエッチ…」
なんて。
下半身をくすぐるには十二分すぎるほどの応えが返される。
少し照れたような顔でそんな事言われて昂らない男はきっとこの世にはいない。
俺は逸る鼓動を感じながら、凛子を優しく床に倒す。
「……声、我慢出来る?」
夢中で凛子の身体中に口づけながらそんなことを聞けば、凛子の小さな口元から「…ん。」と小さな吐息。
その仕草全てが俺を掻き立てて、俺は時間も忘れて凛子の熱に溺れていった。