I don’t want to miss a thing.
第2章 …Please, don't stop the love.
「…なぁ、もうちょっとだけ激しくしてもヘーキ?」
なんて切羽詰まったような顔でこちらを伺うタカちゃん。
コクンと首を縦に振れば、下腹部に響く甘い刺激は徐々に激しさを増して、私達は貪るようにお互いの唇を押し付けあった。
押し寄せてくる甘く切ないほどの快感に、タカちゃんの背中に思い切り腕を回せば、タカちゃんも苦しそうに顔を歪め、こちらを見つめ返した。
「…凛子……悪ィ、俺もうイきそうっ…」
そんな初めて見せる余裕のないその顔に、私の胸は何故かより一層高鳴った。
「……いいよ…タカちゃん…きて?」
そして、そう言ってタカちゃんの背中を撫でれば、タカちゃんは腰の律動のスピードを一気に上げる。
「…あっ…あん…あっ…ゃあっ……タカちゃ…んっ…!」
タカちゃんの鼓動と吐息に埋もれて、
押し寄せてくる全身が痺れるほどの快感と、身体中に痛いほど感じてるタカちゃんの熱くて激しい愛情に酔いしれていく。
「……ッ……イくッ………イくよ、凛子……」
「……ぁっ…ああっ…タカちゃ…ん……あっ…―――ッッッ」
「―――…あっ…凛子ッッ……」
そうして、
最後にグッと力強くタカちゃんの腰が撃ち込まれれば、
タカちゃんのはち切れそうな大きなソレが、きゅうっと収縮した私の中の一番奥まで届いて、私は大きく腰を反らした。
それと同時に私の胸元に雪崩れこむように倒れ込んだタカちゃん。
大きく肩を上下させるタカちゃんの姿を瞳に映して、甘く痺れるような余韻に身を任せて、
タカちゃんのソレが、まるで生き物みたいに私のお腹の中でビクンッ…ビクンッ…と飛び跳ねているのをやけにリアルに感じてる。
そんな夢みたいな瞬間に、何だか私の心はひどく満たされていくばかりで。
そうして暫くして、2人して目を見合わせて微笑み合えば、どちらからともなく軽く触れるだけの優しいキスを交わした。