I don’t want to miss a thing.
第2章 …Please, don't stop the love.
「………何か、ずるい。」
そう言って顔を背ければ、「凛子。」なんて言って、私の顔のところまで身体を持ち上げたタカちゃんに正面を向かせられる。
そうすれば瞳に映るのは、熱を帯びたタカちゃんの湿った瞳。
タカちゃんは、いつもずるいよ。
そんな瞳で見つめられたら、私が拒むことなんて出来ないこと、きっと知っているんでしょう?
なんて。
そう思った時には、時既に遅し。
タカちゃんの熱い口づけが私の唇を襲った。
「…凛子、すきだよ。愛してる。」
「……私も。だいすき。愛してる。」
そうしてお互いの背中にきつく腕を回して、熱く抱き合っていれば、まだジンジンと熱を帯びている秘部の泉にタカちゃんの少し太くて長い指が触れた。
そしてズププッ…と嫌らしい音を立てると、一本…二本…と徐々に奥深くまでタカちゃんの指が私の中へと入り込んでいく。
「…あっ…」
ゆっくりと指が抜き差しされる度に、その蜜壷からはグチュグチュと卑猥な音が漏れ出して。
「……凛子のいいトコってココ?」
なんてタカちゃんが私の中でクイッと指を折り曲げれば、まだ達したばかりの身体に、再び波打つような快感が広がっていった。
「……やぁっ…あっ……はぁっ…あぁん……タカ…ちゃッ…ダメっ…また…来ちゃ……う…!」
打ち寄せる甘い快感に、タカちゃんの背中にギュッとしがみ付けば、
「…ん。いいよ、イって。俺にもっと色んな顔の凛子見せてよ。」
なんて。
そう言ってタカちゃんは私の中に入れている指を上下する速度を速めた。
「………あっ…やっ……あぁっっっ!」
込み上げてくる性急な刺激に腰を大きく反らせば、ビクンビクンッと大きく跳ねる身体。
胸を上下させて息を整えていれば、
「………凛子…」
なんて熱っぽい表情でこちらを見つめるタカちゃんと瞳があった。
「…そろそろ俺も…凛子の中、入りてぇんだけど…いい?」
余裕なんてまるでなさそうなタカちゃん。
そんなタカちゃんにキュンと胸をくすぐられて、私はタカちゃんの両頬にそっと手を沿えると、ちゅっと軽くキスをした。
「いいよ、タカちゃん」って頬を緩めれば、タカちゃんは嬉しそうにふわりと微笑むと、私の額に触れるだけのキスをした。