• テキストサイズ

七輪と干物と君と【呪術廻戦】

第1章 特技は月刊誌を引きちぎる事です。


ホテルから逃げ出して携帯を確認した。
日付を確認すると今日は土曜日。
会社が休みで良かった...この時間なら確実に遅刻だった。

足早にホテルから離れて駅へと向かう。
その間に昨日の事をなんとか思い出そうとするが本当に思い出せない。

彼の家に行ったら顔を真っ青にした彼とマタニティマークを付けて私を睨む女が居て、訳が分からなくなって彼の家を後にした。
友達に連絡をとって飲み屋に集まってありのままを話すと次第に悲しくなって涙が止まらなくなった。
大泣きする私と感化されて泣く友人達。
お通夜のような雰囲気の飲み会から一気にぶっ飛んで飲み屋を3件ハシゴしたのは思い出した。
が、その後の記憶が無い...あのホテルは?あの男の人は?みんなは?

気になる事が沢山あったけどともかく今は家に帰って風呂へ入りたい。
もし、あの人とやってしまったとしたら本当に耐えられない。
自分はそんな事する奴だとは思わなかったんだけどな〜初対面の男とか複数の男と関係持つとか恥ずかしいし気持ち悪いしありえない!って散々、言ってきたのに...お酒の力って怖っ。

ため息を吐きつつ、携帯のメッセージを確認すると彼の謝罪と言い訳メッセージのオンパレードの中に一緒に飲んでた友達からのメッセージが数件入ってた。
「気をつけて帰ってね」「今度みんなで温泉行こ〜」「合コンやるべ」...みんな、本当に良い奴。
その中に一件だけ「悟くんによろしく言っておいてね」ってメッセージが気になって、聞いてみた。

『おはよー昨日はありがとう。ちょっと記憶ないんだけど...悟くんって誰だっけ?』
/ 14ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp