第6章 歓迎の宴
るる「梅さん、私もお手伝いします。」
梅「るる様…。では、このお皿をお盆に乗せていただけますか。」
るる「はい!」
あ、ルナはどうしてるかな?
広間を見渡すとまだ寝ている政宗を不思議そうにちょんちょんとつついているルナを見つけた。
目の端っこで光秀さんに連れていかれる政宗を見ながらお皿を片付けていく。
秀吉「のぶながさまあぁぁぁぁ〜!!!!」
信長「…。」
立ち上がろうとする信長様をまた秀吉さんが腕を掴んで離さない。
秀吉さん、人が変わったみたいに酔ってる…。
三成「…あ。」
家康「はぁ…。」
三成くんがまたお酒をこぼしていた。
家康さんとまたお掃除。
三成「私もお手伝いします。」
女中「三成様にそんなことっ…。」
三成「いいんですよ。手伝わせてください。」
三成くんが机の上に置いてあるお皿に手を伸ばした。けど…。
ガシャーン
三成くんがお皿をひっくり返してしまった。
大丈夫かな…?
割れなかったみたいだけど家康さんの眉間にはくっきりとしわが寄ってる…!!
家康「なんでああなるの…。」
るる「…。」
みんな癖が強すぎる…!!
家康「あんたも気をつけなよ。」
るる「え?」
家康「三成に液体を持たせると毎回えらい目にあう。」
るる「あ、はい…。」
いつの間にか広間は片付いていて、女中さんも広間を出ていったあとだった。
まだ酔っている秀吉さんの腕をどうにか振りきった信長様の言葉で宴はお開きになった。