第6章 歓迎の宴
※るる目線※ 41ページの続き
るる「はい。えっと、500年後の未来では…。大きい建物がたくさんあって…。」
信長「…安土城よりも大きいものもあるのか。」
るる「はい。」
信長「…。」
信長様が黙ってしまった。安土城って多分ここらへんで1番大きい建物なんだろうな…。
るる「それからっ!夜もすごく人が多くてすごく明るくて!」
信長「ほう…。」
そう話していると光秀さんがやって来た。
信長「…またか光秀。」
どういうこと?
すると光秀さんがあるところを指差した。
るる「え?!」
そこにはなぜか倒れている政宗がいた。
光秀「あいつは酒が飲めないんだ。」
るる「なんか意外…。」
知らなかった…。ってそうじゃなくて!!
るる「飲ませたんですか?」
光秀「飲ませてはいない。水のかわりに入れてやった。」
それを飲ませたって言うんじゃないの…?
光秀「るる、俺にも500年後の話を聞かせてくれ。」
るる「もちろんです!」
信長様と光秀さんにもここでの生活の話をたくさん聞かせてもらった。
こんなに人と話したのは久しぶりだった。人と話すのがこんなに楽しいなんて…。話している間、思わず笑みがこぼれる。ここに来なかったら知らなかったことだろうな。
しばらく話しているとルナがやって来た。
るる「あ、ルナ。」
ルナは信長様のところへ行ってスリスリしたあと、私と信長様の間に座った。挨拶したのかな?
信長「それで、貴様がいた500年先は他にどのようなものがあるのだ。」
るる「えっと…。空に大きい鉄の乗り物が飛んでたり…。」
信長「ほう…。」
るる「飛行機と言って、それで人やものを遠いところに運ぶことができます。」
光秀「異国へもか?」
るる「はい!」
信長「便利だな。戦はないのか?」
るる「一部の異国ではあるところはありますが日本…。日ノ本ではありません。」
光秀「何故だ。」
るる「それは…。きっと皆さんのおかげです。」
信長「俺たちのおかげ…?」