第6章 歓迎の宴
政宗「Zzz…。」
政宗はいつまで寝てるの、全く。もう宴はお開きだよー。
目の前で寝ている政宗をちょんちょんとつつく。
光秀「いつものだから気にするな。」
いつものことって…。宴のたびに眠らせてるの?意地悪というか…悪趣味だね。政宗も政宗でちゃんと確認してから飲むとかしないと駄目だよ?
光秀さんは相変わらず人の悪い笑みを浮かべている。
政宗はどうするの。このまま寝かせとくわけにはいかないでしょ?
光秀「政宗、起きろ。」
光秀さんが政宗の頬をぺちぺちと叩く。
政宗「Zzz…。」
全然起きる気配ないよ。それにしてもよく寝てるね…。人間が酔うとこんな感じになるの?
光秀さんが政宗を立たせる。
政宗「んー。」
『んー。』じゃないよ。だらしないね。シャンとしなよ、シャンと。
本当にこの人たちが平和な世の中を創るの?なんか信じられないんだけど。
政宗は光秀さんに運ばれて行き、信長様は酔った秀吉さんに絡まれ、家康さんとるるちゃんは三成くんがこぼしたお酒をお掃除して、さらに三成くんは机の上のお皿をひっくり返し…。
色んなことがあって終始カオス状態だった宴は幕を下ろした。