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イケメン戦国〜私の居場所〜

第5章 安土城にて


三成「それはよいお考えです。私もるる様をお手伝いしますね。」

家康「…役に立つとは思えないんだけど。あんたまだ子供でしょ。」

秀吉「信長様がお決めになられたことに異論など言うな、家康。俺もたとえ子供でもどこの者か知らない奴を信用する気はないけどな。」

光秀「信用出来ないなら目を離さないようにしておけばいい。使い道はいくらでもある。」

信長「決まりだな。よく仕え俺の役に立て。るる。」

信長様が愉しげに笑った。

ほとんど強引に決まっちゃった…。元の時代に帰るまでの辛抱だ。それならできる限り織田軍に貢献しよう。何かあったら佐助くんが来たとき相談しよう。

るる「お世話になります、皆さん。」

私は信長様たちに頭を下げた。

信長「ところでるる。」

るる「っはい。」

急に呼ばれて声がひっくり返った。

信長「貴様どこから来た。」

るる「…え?」

信長「安土城に住むことになったことを家の者に連絡する。」

るる「えっと…。」

これはほんとのこと言わないといけないよね…?

るる「私は…。ここの時代の者ではないんです。」

武将たち「「…は?」」

どうせ信じてくれないだろうけど…。

るる「私は500年先の未来からタイムスリップして来たんです…!」

家康「…は?」

政宗「たいむ…すりっぷ…?」

るる「えっと、500年先の未来から来たんです!」

三成「500年先の…。」

光秀「未来…?」

秀吉「そんな嘘が通用すると思っているのか!」

秀吉さんが立ち上がりものすごい剣幕でこちらを見る。ルナが秀吉さんに向かって威嚇する。

るる「大丈夫だよルナ。」

秀吉「俺は絶対信じないからな!」

信長「やめろ秀吉。るる、なぜそう言いきれる。」

佐助くんにタイムスリップのこと聞いたけど佐助くんのことは言わない方がいいよね…。信じてもらうには…。あ、そうだ!

るる「私が500年先の人間だという証拠があります。部屋にあるので持って来てもいいですか?」

私は退出の許可をもらい広間を出た。
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