第4章 タイムスリップ?!
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るる「わぁ…。すごく綺麗なお城…。」
今、目の前に見えるのは安土城…らしい。お城に続く道を馬で進む。
やがて橋を渡り、安土城の門の前に着いた。そこには三成さんと誰かが立っている。三成さんの隣にいる人は初めて見るな…。ドッキリ番組だとしたらこの人も仕掛け人?
三成「おかえりなさいませ。」
??「…。」
政宗「家康が出迎えに顔を見せるとは思わなかった。珍しいこともあるもんだな。」
るる「…家康?」
政宗「三成の隣で仏頂面してる男だ。ちょうどいい、挨拶しとけ。」
秀吉「るる、いつまで馬に乗ってるんだ。ほら、それ持ってやる。」
秀吉役がキャリーバッグを持ってくれた。…けど。どうやって降りるのこれ。
秀吉「るる、どうした?」
るる「えっと…降りられないのですが…。」
秀吉「全くしょうがない奴だな。」
るる「わ…!」
秀吉役が政宗役にキャリーバッグを預け、私を馬から抱き降ろした。
るる「ありがとうございます…。」
政宗「秀吉の世話焼きがまた始まった。」
秀吉「馬から降りられないって言ってるんだから手助けするのは当然だろ?」
政宗「ここに来るまでの間怪しんでたのにか?」
秀吉さんと政宗さんがわーわー言ってる間に家康さんのもとヘ向かう。
家康「あんたがるる?」
るる「はい、初めまして…。」
家康「ほんとに信長様を救ったの?そうは見えないけど。」
そのとき三成さんがそばにやってきた。
三成「家康様は信長様と同盟を組まれていて、信長様暗殺の報を受け、駆けつけてくださっているのです。」
るる「そうなんですね…。」
もう訳が分からない…。私が変な夢見てるのかな?
もう1回頬を引っ張ってみる。…やっぱり痛い。夢ではないみたい…。
家康「…変な子。」
見られちゃった!!あ、行っちゃった…。
三成「るる様にはお部屋をご用意しておりますので参りましょう。」
るる「あ、ありがとうございます。」
私は三成さんに連れられお城へと入って行った。