第4章 タイムスリップ?!
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るる「出られた…。」
私たちはようやく建物を出た。
るる「ルナ大丈夫?怖かったね…。」
ルナはまだ怯えているようで小さな身体を震わせている。
??「どうやら俺は貴様に救われたようだな。見たところ童子のようだが…貴様何者だ。」
突然話しかけられてキャリーバッグを落としそうになった。
るる「えっと、普通の人間です。」
??「俺の名は知っているだろう。」
るる「…知りません。」
??「ふっ。知らずに俺を助けたのか。まあいい。知らぬなら教えてやる。俺は天下統一を果たす男だ。」
るる「け、結構です!!」
さっきからこの人何言ってるの?甲冑みたいなの着てるし…。よく見たら刀もあるし…。大河ドラマの撮影か何かのコスプレかな?よく出来てるなぁ…。
目の前の人を眺めていると…。
??「何を呆けている。俺の名は織田信長だ。」
るる「…え?」
おだ…のぶなが…?あの本能寺の変の…?でも本物な訳ないよね…?
るる「あの!つかぬことを伺いますが今は何年ですか?」
信長「?天正十年だがそれがどうした。」
ぽかんとして私は辺りを見渡し、燃えている建物をぼーっと見つめる。その門には
"本能寺"
という文字が見えた。