第4章 タイムスリップ?!
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やっと気持ち悪いのおさまった…。何だったんだろう、あれ。っていうか暑くない?何かパチパチって聞こえる…。
目を開けると…炎。
え?何で?私たち外にいなかった?ここどこ?あの男の人は?
ルナ「にゃあ!にゃあ!」
猫の鳴き声が聞こえて隣を見ると、キャリーバッグがあった。中にはちゃんとルナもいる。
るる「ルナ!良かった。早くここから出ないと…。」
キャリーバッグを抱えたとき、先の方に柱にもたれかかっている人影を見つけた。
るる「あ…。」
声をかけようとしたそのとき、別の人影を見つけた。その人は棒のような物を持っている。棒が炎に照らされ先端がキラリと光る。
るる (棒っていうか…。刀?!)
刀はもたれかかっている人に一直線に向かっていく。
るる「危ない!!」
咄嗟にそう叫んだ。すると刀を持っていた人は素早く姿を消し、柱にもたれかかっていた人は身体を起こし、こちらを見る。
??「何だ貴様は…。」
るる「自己紹介はあとでします!立って!今すぐ!ここから出ないと!」
キャリーバッグを抱え直し、私たちは出口へ向かった。