• テキストサイズ

【黒子のバスケ】桐皇学園

第6章  - パニック - 


瑠依side

静かな夜、あたりに恐怖におびえたような悲鳴が響いた。

「イヤアアアアァァァァ!!!」

勿論のことながら、私の耳にも悲鳴が聞こえ、ハッとして飛び起きた。

由莉の悲鳴!

自分の部屋を飛び出し、由莉の部屋へ

ドアを開けると、由莉はベッドの上で震えていた。

私は駆け寄って、由莉を抱き締めた。

由莉はよくこうやって、急にパニックを起こす。

この時の由莉は、昼間の由莉と大違いだ。

《落ち着こうか》

って、少しでも早くおさまるように由莉の背中をポンポンと叩いた。

こうやって2人で支えあって、お互いの傷をなめ合っている。

私でも思い出したくないことはあるからね。

由莉がうとうとしてくると横にさせ、布団をかけた。

そして私も自室に入り、眠りについた。
/ 18ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp