第7章 - 部活初日 -
瑠依side
はぁ・・・いいな~
- ガチャ
「うぃ~す。あれ、何やっ「あぁ!大ちゃん遅い!
今日練習試合あるから早く来てってメールしたでしょ!?もぉ~」」
「青峰君、君にはすぐに試合に出てもらいますよ。アップしておいて下さい」
「うぇ、監督・・・いたのかよ。ってか、んなもんいらねぇよ。」
「手ぇ抜かないでよね!!」
そんな会話を横目で見ていると、監督に
「黒瀬さん、君も青峰君が入る時、一緒に入ってください」
と言われ、ユニフォームを渡された。2人とも1年生チームだ。
あぁそうか・・・私+青峰÷2=桜井以下=平均ってことか。
つまり、試合にそこまで支障は出ないってことね。
- ピー
メンバーチェンジの笛が鳴り、私と青峰君がコートに入った。
私はSFで、青峰君はお得意のPFだった。
さっきまでの試合を見てて思ったこと。
チームワークは一切ない。まぁここまでは調べたとおり、分かったことは
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桐皇学園高校 バスケットボール部
味方のケアは最小限で譲り合わない
OFでもDFでもとにかく1対1
自分でとって自分で決める
ひたすら個人技
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ってこと。要するに超攻撃型。さ、私も頑張ろう。
す、すごい、人間業じゃない。こんな無茶苦茶なプレイ見たことない・・・。
青峰君は試合で早速力を発揮した。
なんかすっごいワクワクする!後れを取らないようにしないと・・・。