第7章 - 部活初日 -
由莉side
朝、いつも通り、6時に起きて、瑠依が作ってくれた朝ご飯を食べた。
そして、予定時間の10分前に学校に着いて、
他の1年の皆と、体育館準備をする。
予想通り、青峰は来ていなかった。
8時10分前くらいから、先輩達がパラパラ・・・
ぴったり8時にアップを開始した。
アップ開始から30分。
息が上がってる人もいるけど、お姉ちゃんはこれくらいじゃ息は上がらない。
お姉ちゃんが尋常じゃないくらい頑張ってたのは、あたしが知ってるもん。
と思っている中、目に留まった1年。リストを見ると、“桜井良”
ふぅん・・・この人がお姉ちゃんが行ってた、桜井良。
『同い年で私が知ってる人は2人かな?
・・・青峰大輝と桜井良・・・だったかな?
青峰大輝は“キセキの世代”の№1スコアラーで、
身長192㎝のPF。
桜井良は175㎝とSGだよ』
そんなことを思い出していると気が付いたら、
1・2年の試合が始まるところだった。
お姉ちゃんはベンチだった。女子だからってなめてるよ!
「「「「「お願いします!!」」」」」
1年生対2・3年生の試合が始まった。