第5章 貴方に優しく他人に冷たく…
「!…」
料理をしている最中、後ろから抱きしめられた。
「…何作ってんの?」
「あ…カルボナーラ…作ってます…。」
前に食べたのが美味しくてもう1度食べたくなってしまった。
「ん…。」
「!…」
顎を掴まれ、そっと唇にキスをされた。
「…ん…っ…。」
もう1度唇にキスを落とそうとした時、スマホが鳴った。
「…チッ…。」
私から離れ、電話に出た。
「…ん……あ?じゃあ殺せよ………なら…お前が死ね。」
彼の電話は簡潔に終わる。そして今度は誰かに電話をかけた。
「…あ、シュウ?……あぁ…聞こえてる……それ終わったらでいいから、アイツ…殺しといて……ん、そう……ん…。」
「ご飯…出来ました。」
タイミングよくご飯が出来た。
「ん。」
机の上に置き、隣に座ってご飯を食べた。
「…」
「…」
食べているときは変わらず無言…。
*
食器を洗っているときもずっと後ろから抱きしめられていた。でも1つ違ったのが……
「っぁ…!/////」
胸を触られたり、ズボンの中に手を入れられ、下着越しに触られている…。