第4章 恐ろしさ
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「…」(ずっと…寝てる…。)
とりあえず布団を掛けて、全裸の体を隠したわけですが……。
「…」(お腹減ったなぁ…。)
カルボナーラ食べてから何も食べていない……。
「ひっ…!」
何か買いに行こうと玄関に行くも、さっきの2人の死体があり動けない……。
「…」(どうしよう…。)
彼が寝ているから急いで帰ってくればいい…と思ったけれどこれでは動けない…。
「…」(失礼します……。)
とりあえず冷蔵庫を開けさせてもらった。
「…」(飲み物しかない……。)
見事にお茶と牛乳…のみだった。
彼が起きるまで待つしかない……。
「っ…。」
にしても匂いが凄い。玄関からする匂いが鼻をくすぐる。
「…!」
ボーっと玄関の方を見ているとスマホが鳴った。
「もしもし?」
「もしもし!?お前今どこにいる!?」
相手はリョウだった。
「え…どこ…って…。」
「家行っても、近所の人にそこに人もう住んでないですよとか言われるし…。」
「あ……そ、そう…引っ越した…。」
「ビビったぁ…東雲さんのとこにいんのかと思った…。」
「…」(間違いではない…。)