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彼が異常ですが怖いので何も言いません。

第4章 恐ろしさ


*


「…」(ずっと…寝てる…。)



とりあえず布団を掛けて、全裸の体を隠したわけですが……。



「…」(お腹減ったなぁ…。)



カルボナーラ食べてから何も食べていない……。



「ひっ…!」



何か買いに行こうと玄関に行くも、さっきの2人の死体があり動けない……。



「…」(どうしよう…。)



彼が寝ているから急いで帰ってくればいい…と思ったけれどこれでは動けない…。



「…」(失礼します……。)



とりあえず冷蔵庫を開けさせてもらった。



「…」(飲み物しかない……。)



見事にお茶と牛乳…のみだった。


彼が起きるまで待つしかない……。



「っ…。」



にしても匂いが凄い。玄関からする匂いが鼻をくすぐる。



「…!」



ボーっと玄関の方を見ているとスマホが鳴った。



「もしもし?」

「もしもし!?お前今どこにいる!?」



相手はリョウだった。



「え…どこ…って…。」

「家行っても、近所の人にそこに人もう住んでないですよとか言われるし…。」

「あ……そ、そう…引っ越した…。」

「ビビったぁ…東雲さんのとこにいんのかと思った…。」

「…」(間違いではない…。)
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