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彼が異常ですが怖いので何も言いません。
第12章 【番外編】 東雲紘太という男
次の日も、その次の日も彼女を見た。一目惚れだった。見かけるたびに、彼女に惹かれていった。
少なからず情報は手に入った。年は10。俺より2個下。両親はおらず、兄貴は自殺。
「…フッ…。」
イチもシュウも気づいていた。俺が彼女に惚れていること、興味があること。
そして…その次の日。
「紘太、おいで。」
「…」
3人の中で初めて呼ばれたのは…俺だった。
「…」
「…」
呼ばれてからすぐ、俺はあいつのもとに向かった。ニコニコと微笑む表の顔。
「いい子だね。」
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