第12章 【番外編】 東雲紘太という男
廊下を歩いてたどり着いた。初めて見る部屋。
「!…」
その部屋には今まで呼ばれた”お友達”がいた。人数は圧倒的に少なかった。廃棄されたり、別のことに使われたりしたのだろう。この部屋にあったのは、生首や切り落とされた腕、赤い液体だった。
「さぁ、そこに横なって。」
「…」
言われたとおり、横になった。
「いい子。それじゃあ、始めるよ?」
「!…っあぁああああぁっ!!!」
腕も足も拘束されず、急に始まったそれ。体中に電流を流され、体が麻痺する。
「今日の実験はね!成長途中の子供の体に電流をどれだけ流したら死んでしまうか!だよ!!はははははっ!!!」
「っ…!」(死ぬ…これ…やべぇ…。)