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彼が異常ですが怖いので何も言いません。
第10章 溺愛
*
警察署に着くと、それぞれ取調室で話を聞かれることになった。
「…」
「東雲紘太との関係は?」
「…」(コウちゃん…。)
「…はぁ。」
かれこれ、色んな質問をされているけど、何も答えていない。黙秘を続けて20分が経過した。
「変わる。」
さっきの警部さんが入ってきた。目の前の椅子に座り、今度は警部さんに質問をされるのかと思った。
「東雲紘太の死刑が確定した。」
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