• テキストサイズ

彼が異常ですが怖いので何も言いません。

第9章 あなたの為ならば…


「おぉ…っ…!」


洗面所の鏡で確認した。赤く腫れている耳に斜めに入っているピアス。



「…」(お揃い…!)

「何にやけてんの?」

「え…あ…なんでもない…!コウちゃんはいっぱいピアスあいてるけど…痛くないの?」

「…別に?もう慣れた。」

「…」(凄い…。)



ピアスをあけてお揃いの物が増え、喜んでばかりではいられなかった。



「い…っ…!?」



服を脱ぐ時も着る時も気をつけなければならないし髪を洗う時も注意を払う。寝る時も寝返りはうてない。



「不便…。」

「じゃあ取る?」

「!…」



私は首を横に振った。
/ 162ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp