第8章 重たいので…
「コウちゃん…プリン買ってくる。」
「…ん。」
「お気をつけて。」
ニコリと微笑むシュウさん。
「あ…あのさ……つ、ついてきてほしい…。」
「!…珍しいですね。」
「…今忙しいから、1人で行って。」
「!……わ…わかった…。」
「おや…いいんですか?」
「…ん。」
「い、行ってくる…。」
お財布とスマホを持ち、家を出た。
「…」(そりゃ…シュウさんと大事な話があるんだろうけど……あっ…別のコンビニ行けばいいんだ。少しくらい遅れても何も言われないだろうし…。)
そう思い、別のコンビニへ…。
「いらっしゃいませ~。」
店員さんが全員女の人だった。
「…」(プリン3個と…。)
カゴに入れ、レジへ…。
「ありがとうございました~!」
コンビニを出て、家に向かった。
「…?」
後ろから気配を感じ、振り向くも誰もいない。
「…」(気のせい…?かな…。)