• テキストサイズ

彼が異常ですが怖いので何も言いません。

第8章 重たいので…


「っ…。」

「…ん。どうした?」


ちょうど電話が終わり、何があったのか聞いてくれた。


「!…いや…な、なんでもないよ……お茶、買ってきた…。」

「…菜月。」

「っ…。」



体が震える……。



「…」



お茶を渡した手をそのまま握られ、そのまま歩き始めた。



「…次は…容赦しねぇ。」

「え…?」

「…」



*



家に帰ると、シュウさんが玄関の前に立っていた。



「あ、おかえりなさい。買いたいものあったのでついでにと思って。」

「…待たせた。」

「いいえ~。私も今来たところですから。」

「…イチは?」



鍵をあけ、家に入った。



「腰痛めて寝てます。」

「…またか。」

「だって浮気したんですよ~?体に教え込まないと。」

「…」(こ、怖い…。)



定位置に座り、コウちゃんと話し始めた。



「…」(プリン……買い忘れた…。)



冷蔵庫を開け、にらめっこ……。どこを見てもプリンは入っていない。
/ 162ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp