第5章 合同任務
「姉様、私は湯屋に参りたいです」
「こら、華恋。錆兎を困らせてはいけませんよ」
「はーい…」
そんな三人による小芝居を見た山里の男達は、宿は無いが地主の元へ案内するといってくれたので、その誘いを受けることにした。
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屋敷に通されるなり、使用人が現れ、錆兎とは別の部屋へと案内された二人はそこで手渡された衣装に戸惑った。
冨岡は藍色を基調とした振袖。
着物だからまだいいが、華恋に手渡されたのは、所謂洋装で、甘露寺ほどとはいかないが、丈の短いスカートと、おへそが見える丈の短い白シャツであった。
「これは……」
「そちらの衣装に着替えてから、地主である『油小路金蔵』様にお目通り下さい」
「「………」」
二人は一瞬の沈黙の後、しぶしぶ着替えを開始する。