第5章 合同任務
「死にたくなかったら、それ以上喋るな。男に要は無ぇからな」
「………」
自分の読み通りならば、冨岡と華恋が危うい。
ただ、自分が動く事であちらの二人が窮地に立たされるかもしれないと思うと錆兎もまた動きずらさを感じた。
これが連中の策なのだろう。
一晩の宿を提供する代わりに女達は慰みものに。
男達は殺すか下働きにして客引きとして使いっ走りにしているのだろう。
「胸糞悪い……」
錆兎は平助に気付かれない様に呟いた。
苦虫を噛み潰したように眉間に深い皺を刻み、その表情は見るからに険しくなる。
母屋に続く抜け道が無いか探さなくては。
二人の安全を確保するためにも、いち早く合流を果たさなくてはいけない。