第5章 合同任務
「まさかとは思うが……」
「いや、一人よりは安心かもしれない」
納得しようとする錆兎に冨岡が待ったをかける。
「いや、流石に男だと分かるだろう!」
「やってみないと分からないだろ?」
「そうですよ、冨岡さん」
「何故お前まで楽しそうなんだ?」
やいのやいのと、その晩は話の決着が付かず、結局任務先の山里に一番近い藤の屋敷で華恋と冨岡が着物を支給してもらうこととなった。
「まあ、こんなところかしらね!」
「女将さん、着付けありがとうございます。義勇さん入っても大丈夫ですか?」
「……ああ、構わない」
「冨岡さん……」
「二人とも着付け終わったかー?」
錆兎も目を丸くした。
華恋を可愛いと褒めるのは当たり前だが、義勇があまりにも美人すぎて、一瞬とはいえ、言葉を失ってしまった。