第5章 合同任務
当然、二人の沈黙の会話に入れない華恋は疑問符を浮かべる。
「あの……」
「とりあえず、夕飯の後に改めて話そう」
「そうだな」
「……はい」
三人分の膳を運び始めた華恋だったが、ふとある疑問が脳裏を掠めた。
「………」
「何だ?」
「………冨岡さんが女装すれば良いのでは?」
華恋の発言で一瞬だけ凍りついた。
「ぶばっ!?」
「ゲホッ……!?」
「冗談は寝て言え」
「そんなことないですよ。冨岡さんは私より美人です。自信を持って下さい!」
「……」
またもや話がそれてしまったが、今度は獅子嶼さんが、うんうんと頷き始める。
「………」
ここで漸(ようや)く冨岡も嫌な予感が過ぎった。