第4章 日常
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「ふぅー。お風呂気持ちいいー」
髪も切りそろえて貰えたし、編み込みはそのまま寝ても型崩れしないみたいだし。
名残惜しいから明日まではこのままにしたいな。
「蝶屋敷から貰ってきたシャボンいい香りー」
自然と気分も上がってきた。
湯上がりに冨岡の部屋に寄るとはいえ、そのまま夜着で行くには気が引ける。
「うーん。一度部屋に戻って浴衣に着替えようかな?」
とりあえず、夜着を着て、浴室から自室へ戻る。
「あ、蝶屋敷から貰ってきた打ち掛け着てみようかな」
たまにはめかしこみたくなるのも女心というものである。
夜着代わりにしている冨岡から渡された水屋敷の着物に打ち掛けを羽織ってみる。
「うん、いい感じ」
意気揚揚と華恋は冨岡の部屋へと向かった。