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鬼滅の刃R18 継子指名は二人分!?

第3章 同居


◆◆◆

「はい、召し上がれ!」

出来立ての肉じゃがを二人分小鉢に取り分けて渡すと、冨岡はそのまま口をつけ、錆兎は案の定、味見もないまま唐辛子の粉末をどっさりとかけた。

「あの、獅子嶋さん?」

「何だ?」

「せめて味見はして下さいよ…」

泣きたい。
せっかく作ったのに……

「だってかけた方が…」

「もう、いいです」

錆兎の横を見ると、モグモグと口を動かす冨岡を見て。

「冨岡さんはどうでしょう?」

口の中の物を飲み込んでから、冨岡が一言。

「旨い」

「本当ですか!?」

「あぁ」

やった、正常な方に褒められた!

「何だ?その反応…」

見るからに上機嫌になった華恋を見て錆兎が不機嫌顔をする。

「だって獅子嶋さん、辛くなきゃ食べてくれないんですもん!それに、そんな食生活続けてたら、舌がおかしくなっちゃいますよ?」

「もうなってる…」

「義勇!」

掛け合い漫才のような二人のやり取りを見て、華恋もこっそり笑うのだった。

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