第108章 カイピリーニャは甘すぎる #2 ※
「……後ろ向け」
『ん……』
イっただるさの残る身体をゆっくり動かしてピンガに背を向ける。四つん這いになると、ピンガの手が腰に触れて、一気にナカに入れられた。
『っ?!あ、ぅっ……』
突き抜けた快感に頭の芯までビリビリと痺れるような、そんな感じがした。腕の力が抜けて崩れ落ちそうになるのをなんとか耐える。
「もっと腰上げろ」
『むり……っ』
「無理じゃねぇ」
『ひっ、ああっ……!』
腰を掴まれて打ち付けるようにして抽挿が始まる。奥を何度も抉られて、どんどん腕の力が抜けていく。
「身体、ちゃんと支えろよ」
『っ……!』
気持ちよすぎて絶頂ももう近い。声が出てこないから必死に首を振って無理だと訴える。
『っ、あ……イく……っ』
背中が大きく反ってガクガクと震える。ついに力が抜けて頭からベッドに落ちた。
「……仕方ねぇな」
耳元に寄せられたピンガの声。それには楽しげな色が混ざっている。
『え……あ?!まって……!』
ベッドと身体の間にピンガの腕が差し込まれる。そして後ろに引かれて上体が起きる。膝立ちの状態になると1番奥にピンガのモノがグッと強く押し当てられた。イった余韻もあるせいか、それだけで身体が震えてしまう。
「ハッ、すげぇ締め付け」
ガツン、と奥を一突きされる。一瞬頭が真っ白になって、声にならない悲鳴が口からこぼれた。
「まだトぶなよ」
そう言って始まった抽挿。身体に回されたピンガの腕にしがみつく。
『や、むり、イく……』
「さっきからお前だけ何回イってんだよ」
『っ、あああっ!』
「っ……たまんねぇ……」
イってもなお止まない抽挿。耳元で聞こえる吐息混じりの声のせいで脳内まで犯されてるようで、思考が溶けていく。
『あ、また……』
「イきっぱなしか?本当、だらしねぇ身体……あー、やば、出る」
私がイくと同時にナカに出される感覚がした。ピンガの腕が緩められて、そのままベッドに沈み込む。荒い息を繰り返していると、だんだんと眠気までやってくる。
「おい、まだ終わらねぇぞ」
『もう、むり……』
「あ?聞こえねぇなぁ?」
力の入らない身体では抵抗なんてほとんどできず、身体を返されて脚の間にピンガが入り込んでくる。
「最後まで付き合えよ?」
ピンガはそう言ってニヤリと笑った。