第108章 カイピリーニャは甘すぎる #2 ※
「へぇ……」
『……何よ』
「悪くねぇと思ってな」
そう言ったピンガに胸の先端を舐められた。急な刺激に身体がビクッと反応する。片方はそのまま舌で、もう片方は指で弄られる。片方だけ自由になった手で声が漏れないように口を押さえた。チラリと視線を上げたピンガは若干不満そうな表情を浮かべて、更に胸への刺激を強くしてくる。
『ん、ふ……っ?!』
下着がずらされて、舌の入口に指が這わされた。微かに聞こえる水音に強く目を瞑った。
「ハッ、もうこんなに濡らしてんのか」
『ちょ、まっ……ん、ぁ……』
指が入ってきた。ナカを擦りながら胸を弄られて、快感の波がどんどん大きくなっていく。刺激されるごとに水音も大きくなっている気がするし、声も抑えきれなくなってきた。このままじゃ、もうすぐイっちゃう……そう思ったのに。
ナカから指が抜かれて、胸への刺激も止まる。ぱたりと止んだ快感に思わずピンガを見上げた。
「だらしねぇ顔」
ピンガはニヤリと笑って私の脚から下着を抜いた。そして、ピンガ自身も全て脱ぎさった。ぼんやりとした視界の端に映ったピンガのモノに心臓が変に音を立てる。
「んな顔しなくてもやるよ」
ピンガが私の両脚を掴んで広げた。すぐに入口に擦り付けられる感覚に、一瞬で意識が戻ってきた。
『ちょ、ちょっと待って!』
「あ?」
『ゴム、しないの……?』
「あ?あー……」
『その、あるなら、して欲しい、んだけど……』
「……」
『……聞いてる?』
「……フッ」
『へ……んあっ?!』
一気に奥まで貫かれて身体が大きく反った。先程まで行き場を失っていた快感がぱちんと弾けて身体が震える。
「入れただけでイくとか……エロい身体してんな」
『ん、待って、ねぇ……!』
ゆるゆると始まった抽挿で与えられる快感に溺れそうになりながらも、どうにかピンガの腕を掴んで訴える。ゴムの無い、リアルな感覚に頭の一部が冷めてしまっている。
「後でアフターピルやるから好きにさせろ」
ガツンと奥を突かれて、その強すぎる快感に声も出なくなる。
「どうにか抑えようと思ったが無理だ」
荒い息を漏らしながら言うピンガ。媚薬の効果に飲まれないようにしてたのか、でも、もうそれに耐えられないようだ。
だんだんと速くなっていく抽挿に、また大きく快感が弾けた。