第97章 忘れられないように※
「やけに素直だな」
『……そういう気分なの』
「フッ……」
ジンの手がズボンのウエスト部分にかかり、そのまま下着ごと脱がされた。脚を開かされて秘部にジンの指が触れる。クチュ、と微かな水音が聞こえた。入口を行き来する指の動きに合わせて音がどんどん大きくなっている気がする。
『っ、ああっ……』
愛液で濡れた指が秘芽を擦った。強すぎる快感に一際大きく身体が跳ねる。ジンのキスで口を塞がれて更に快感に包まれる。
『や、まって……』
「……早すぎねぇか」
『だって、きもちいい……っ』
「ったく……」
ジンはニヤリと笑って指の動きを早めた。それによって高まっていた快感が一気に弾けた。
『ああ、イく……っ!』
ビクンっ、と大きく腰が跳ねた。何度か大きく呼吸をして身体の震えをどうにか落ち着かせた。
「休んでる暇ねぇぞ」
『んっ、う……』
ツプ、とナカに指が1本入れられた。イった事もあって入ってきた指をキュッと締め付けてしまう。
「力抜け」
『い、あ……むりっ……んんっ……!』
指がゆるゆるとナカを刺激し始める。入口近くの敏感な部分を擦ったり押したり、一度イっている身体はまたすぐに快感が高まっていく。
指が1本増やされ、それでもナカは簡単に飲み込んでしまう。広げるようにバラバラと指が動く。気持ちよすぎて、またイきそうになってきた。
ちらり、とジンの方を見る。目が合って意地の悪そうな笑みを向けられた。何をするつもりなのか、と思ってすぐジンのやろうとしている事に気づいて手を伸ばした。でも、ジンの髪に触れる事しかできない。
『それ、やだっ……!』
「……そうか」
下腹部にジンの吐息が当たる。そして、そこへキスが落とされる。それは段々と下へ降りていき、秘部へたどり着いた。
『やだ、ねぇっ……!』
そう言ってもジンは止まってくれなくて、秘芽をゆっくりと舐め上げた。
『んああっ!』
指とは違う温かさとざらざらとした感覚に腰が反った。ナカを刺激する指と秘芽を舐める舌。もう、耐えられるわけがなくて。
『や、イっ……!』
身体が跳ねて、ナカがギュウッと締まって、それでも刺激は止まらない。
『んっ、イった……!ねぇっ……!』
ジンの髪を掴んでも大した抵抗はできなくてただ喘ぐ。いつの間にか指は3本に増えていて、水音も大きく響いている。