第4章 下手くそ……※
『ああっ……!』
舌の広い面でゆっくり舐められて、声が出る。
「いい声出すじゃねえか……」
もう、恥ずかしくてたまらない。触れられていることももちろんそうだし、自分の口から漏れる声を聞かれていることも……。
それでも与えられ続ける快楽。口を押さえたくて、どうにかジンの手を振りほどこうとするけど、びくともしない。
『んんっ、あぁっ……』
指で摘んで擦られて、舌で舐められる。私の声は艶を帯びて、身体の奥はどんどん熱くなる。
「……ガキのくせにずいぶんエロい顔するんだな?」
ジンが私を見下ろして言う。余裕そうな表情がムカつく……だけど、身体を引き離すことはできない。
せめて声だけは……と思って自分の唇を噛み締めた。すると、舌打ちの音が聞こた。
「チッ……声出せ」
そう言って先端をぎゅっと摘まれる。どうにか声を殺して、首を小さく振る。
「どこまで耐えれるだろうなぁ……楽しませろよ」
再び片方は指で、片方は口で責められる。また与えられる快楽に強く目を瞑った。
気持ちいいけど、この先が訪れるのが怖い。自分が自分でなくなるんじゃないか……。
その瞬間、先端を噛まれる。
『んんっ!!』
舌では得られない快感に、声は抑えたけど腰がビクンと跳ねた。
「んだよ……酷くされる方が好みか?」
『ち、違っ……んあっ!!』
否定しようと口を開くと、先端を指で摘む力が強くなり、そのままグリグリと擦られる。声が抑えられない……先程までとは段違いの刺激に頭の中が痺れてくる。
ふと、太ももを撫でる手。腕を押さえつけていた手はいつの間にか無くなっていた。
また、口抑えられる……そう思ったけど、それより早く下着の上をジンの指がなぞる。
『ひあっ……そこ、だめっ……!』
「濡れすぎだな……本当に処女か?」
自分ですら触ったことの無い場所を、下着越しに撫でられる。徐々に下着が肌に張り付いていく感じがした。
なんで、今日スカートにしちゃったんだろう……!今更どうにもならない後悔をする。
「考え事か?余裕そうだなっ……」
そう言うとジンの指は、下着越しに1番敏感な所へ当てられる。軽く爪を立て擦られると、身体の芯を何かが突き抜けるような、そんな感覚に陥る。
『ああっ……やっ……』
同時に胸の先端も責められる。
だめ、このままじゃ、おかしくなるっ……!