第1章 鏡 大倶利伽羅
翌朝、差し込む朝日で目を覚まし隣を見ると大倶利伽羅はいなかった。
おそらく主が目を覚ます前に部屋へ戻ったのだろう。
ごろんと寝返りをうつと、そこはまだ少し暖かく直前までいてくれたことがわかった。
彼の何気ない優しさに嬉しくなっているうちに再び瞼が重たくなってきた…
そして結局そのまま寝過ごしてしまい、山姥切国広に起こされることになった。
「おはよう主、昨日は大変だったらしいな」
「おはよう。うーん、そうだね…大倶利伽羅がいなかったらどうなっていたことか」
「ああ、今度から夜中に出歩くときは俺たちの誰かがついていた方が良さそうだな。起きれるか?」
「うん、大丈夫」
「そうか。…大倶利伽羅から伝言だ。昨日の件で青江と石切丸に相談しにいくから朝食を食べたら洗面所へ行ってくれ。」