第3章 両面宿儺
その夜
「はぁ。伏黒君来るまで雑魚処理するか。」
雑魚処理をしていたら気配が強まった。
(まさか、一般人が札を剥がそうとしてる?
面倒臭い。)
その頃の伏黒君は、やっと学校に着いたところであった。
「お前はここにいろ。部室はどこだ?」
「!!待てよ!俺も行く!やばいんだろ!?
二月やそこらの付き合いだけど友達なんだ!
放っとけねぇって」
「ここにいろ」
私は、伏黒君たちの前に現れた。
「伏黒君。私が、ここに残るよ。」
「!?いいのか?」
私は、頷いた。
「じゃあ、頼んだ。」
そう言って伏黒君は、学校に入っていった。
「何言う通りにしてんだ俺は」
「ねぇ。君はどうしたい?あの子達を助けたいの?
なら、行かなくていいの?」
「でも、伏黒が、ここにいろって。」
「そんなので折れちゃうの?
それなら、助からないね。」
「!?」