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ぬらりひょんの孫〜鯉伴、もう一人の子供〜

第9章 陰陽師の女の子





それから、ゆらはリクオと話に行ったらしい

頑張って木をよじ登っていた

まあ、その後リクオがゆらを池に落としてたけど…

ゆらは京都に行く為、帰って行った





それから数日後…

「姉貴」

『?リクオ、どうしたの?』

「姉貴は知ってんのか?羽衣狐ってやつのこと」

『…私は知らないわ。おじいちゃんなら知ってるんじゃない?』

「そうか…」

羽衣狐…まあ、知ってるんですけども

400年くらい前におじいちゃんが倒したのが羽衣狐

その時におじいちゃんは心臓を潰され、昔の姿を保てなくなった

さらに、ぬらりひょんの家系には妖との子が成せない呪いを、花開院家には直系の男子が早死する呪いを羽衣狐はかけたらしい

私が知ってるのはこれくらいかな


この間の事件からリクオはずっと何かに悩んでる

ゆらが心配なんだろうけど…

『リクオ、私が力になれることなら協力するから。
いつでも言って?』

「!…ああ、ありがとうな姉貴」

リクオはそう言うと夜の散歩に出かけたらしい

最近よく夜の姿になると散歩に行っていた

『今日はどこ行くんだろ』

私も少し散歩に出ることにした






最近の夏は暑くてたまらない

夜になるといい風が吹くんだけどね

一人でぶらぶら散歩をしていた時だった

「サクラ様?」

突然話しかけられた

『?良太猫!久しぶりね』

「はい!お久しぶりです!!」

私を奴良組まで案内してくれた恩人、良太猫

あ、ここ化け猫屋の前か

「今日はお一人ですか?」

『そうなの。気分転換に散歩でも…って思ったんだけど、ちょっと寄って行ってもいい?』

「大歓迎でさぁ!さ、どうぞどうぞ!」

私は良太猫に案内され、個室に通された

『ありがとう、良太猫』

「いえいえ!また注文決まりやしたらお呼びください!」

良太猫がさがっていった

『んー…何にしよう』

どれ飲んでも食べても美味しいんだよなあ

よし、決めた

私は化け猫屋の店員を呼び注文をする

それから5分も経たないうちにまずはお通しとお酒が来た

「お待たせしやした!ご注文の梅酒ソーダ割りと…ポテトサラダになります!」

『ありがとう、良太猫。』

「いえいえ!ごゆっくり!」

良太猫がさがる

化け猫屋のポテトサラダ美味しいんだよなあ…

梅酒の割り方も好みだし…



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