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ぬらりひょんの孫〜鯉伴、もう一人の子供〜

第7章 四国八十八鬼夜行




リクオ、かっこいいじゃん

これなら、任せても安心かな

そう思っていた時だった

「あ、もちろん姉さんも協力してくれるよね」

『ん?』

「総大将補佐だもんね!ボクのこともちろん、手伝ってくれるよね?」

ニコニコと笑ってはいるが凄く…何かすごく圧を感じた

『あ、はい』

「ならよかった!」





『…で?今からどうするの?』

私とリクオ、氷麗、青田坊、首無、毛倡妓で話し合う

黒田坊も呼ぼうとしたがどこかへ行ってしまったらしい

もちろん、周りには聞かれないように部屋は用意してある

「まずは、パトロールからかな。暴れていた妖達の報告が減ってきてるし…」

『そうね、その方がいいと思うわ』

私がそう言うと氷麗達も頷いていた

『それじゃ、二手に分かれる?』

「いや、姉さんは本家にいて欲しいかな。」

『ここに?』

「うん。ボクが残るより…皆も安心出来るだろうし…」

『…リクオ…』

そんなこと、ないのに

「姉さん、本家は任せるね」

『…任されたわ。気をつけて行ってらっしゃい、リクオ』

「青、首無はボクとパトロール、氷麗、毛倡妓は姉さんと本家に残ってくれる?」

「「はい!」」

「それじゃ、行こっか」

リクオが青田坊と首無を連れ、部屋を出た



『氷麗、毛倡妓…よろしくね』

「…サクラ様、緊張してます?」

『へ?』

「あ、毛倡妓とはそんなに話した事なかったですもんね!!」

氷麗がニヤニヤと毛倡妓のことを見ていた

『あ、いや…その…』

「なーんだ、そんな事ですか。
サクラ様、鯉伴様…二代目からお話は聞いてますし、それに私はずっとサクラ様とお話したかったんですよ?」

毛倡妓はそう言ってくれた

『…でも、ほら…』

「でも、じゃないです。サクラ様とお話したい妖は沢山いるんですよ?
首無とか、黒田坊とか…」

『そうなの…?』

「はい!そこにいる氷麗と青田坊ばっかりサクラ様とお話してばっかりでズルいって、この間首無と話してたんです。」

「はー?!私達ばっかりじゃないですー。」

氷麗が煽るようにそう言った

「あんた達ばっかじゃない!私達もお話したいのよ!」

「はい?ならお話すればいいんじゃないかしら?」

『フフッ…毛倡妓、氷麗…これから沢山私とお話、してくれる?』



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