第8章 始まりの始まり
『飛雄〜!ナイス!さすがだ、よしよし!』
「お、おいやめろ!」
なんだあれ羨ましい〜〜〜と体育館の皆が心の中で叫びながら2人を見る。
『1セット目の挨拶終えたら一度集合!一旦作戦整理します!』
おう!と烏野皆が返事をし、整列する。
「え?金烏さんってマネージャーじゃないの?」
「金烏さんってあの可愛い子か?いや、俺もマネージャーだと思ってたけど...」
国見と金田一の会話を聞いていた岩泉が口を開いた。
「いやあの子は、
烏野のトレーナーだ」
挨拶をした烏野がの元に集まる。
『昨日も話しましたが、まず翔陽と飛雄の超速攻を使って向こうの不意をつきます。
向こうが翔陽に注目し始めたところで、田中先輩や澤村先輩にトスを上げてもらいます。
ただ、向こうはブロックにおいてもレベルが高い。ブロックフォローも意識してお願いします』
「「「「おう!!!」」」」
「は普段は天然でアホぽいのにこういう時はめちゃめちゃに頼りになるよな」
「ああ、相手の状況も自分のチームの各プレーヤーの状況も瞬時に把握してベストな戦略を練ることができる。さすがだな」
澤村と菅原はそういいながら、すでに雰囲気が変わって田中と日向に絡むを見つめた。
「日向!お前が下手なのはよく知ってる!
下手くそ上等!迷惑かけろ!足を引っ張れ!
それを補ってやるためのチームであり先輩だ!」
「『おおー!!』」
『頼もしい!』
「よーし、それじゃあ田中先輩と呼べ!」
「田中先輩!」
『頼もしい...?』