第11章 対音駒、ゴミ捨て場の決戦
『しょうよ、』
「ああ!が最初に考えてくれたこの方法を信じてないとかじゃなくてだな...!
影山、お前のトスも信用してないとかじゃなくて...!」
急にワタワタと否定する日向に、と影山は顔を見合わせたあと首を傾げた。
「何焦ってんだお前」
『ボール見させようって提案したのは私だしね』
「...え?そうなのか?」
の言葉にキョトンとする日向。
繋心は影山の方を向くと、指示を出した。
「影山、日向にいつもよりやわめのトスを出してやれ」
『いつものダイレクトデリバリーじゃなくて、』
「インダイレクトデリバリーってことだな」
『うん』
影山とのやりとりを聞いて今度は日向が首を傾げた。
「お?イン...?」
すると、日向の様子を見かねた繋心が補足をした。
「いつものズバっていう軌道のトスじゃなく、少しだけふわっとしたトスだ。
急にやれってのは難しいと思うが...」
「やります」
影山のその言葉を聞いては目を輝かせた。
『さすが飛雄!
解決策見つけるために、今は少し苦しいかもしれないけど頑張ろ!』
と、影山の頭をわしゃわしゃと撫でながらは言った。
「...ベタベタしすぎ」
それを見かねた月島がの手を無理やり影山の頭から離すと、イライラした口調でそう言った。
『え?別に普通じゃない?』
「やっぱ、月島わかりやすーーー」
「スガ、煽んのやめろ」