第10章 烏野、完全体へ
『そうだよ。
飛雄はバレーボールに関しては私も今まで見たことないくらいの天才だよ。
もちろん努力も並じゃないけど、彼には天性の才能がある。
そしてそれは翔陽にも言える。
翔陽に関しては技術の話じゃない。人を信じる能力、ボールを呼び込む力が並じゃない。その二人の最大限を生かすために
翔陽には目を瞑って跳んでもらってる』
「お、お前ら...
変人か!!」
『えー!ププッ変人って言われてるよ〜』
「!お前も入ってんだよ!」
『え!なんで〜!』
「そんな信じらんない作戦考える奴なんざ変人に決まってんだろ!3人の中で1番変人だ!」
「ププッ」
『あ!まって。蛍、今笑ったね?笑ったよね。ひどい!否定してよ誰か!
みんな目逸らさないでよ!!』