第9章 番外編 〜告白〜
「ちわーす」
「なんなんですか。そんなに大きな声皆で出して」
日向の発言に皆が声を揃えた時、山口と月島が体育館に入ってきた。
「お、おい二人とも。落ち着いて聞けよ」
「なんですか」
少しうざそうな顔をした月島がそう答えた。
「が
告白されていたらしい」
「「、んな!」」
二人も先ほどの皆ほどではないが、驚きとショックの表情を見せた。
「あいつはなんで答えたんです?」
短く少しだけ深呼吸をした月島がそう尋ねると、皆の視線はまた日向と影山の方へ向いた。
「.....急いで隠れたから会話は聞こえなかったんすけど、なんか話した後にあいつ頷いてて、そしたら告白したやつがの手握って喜んでました」
「.....それっておっけーした流れじゃねえか」
「う、うそだろ...」
「に、彼氏...?」
「お、おいまだそうと決めるのは早えよ!」
ショックを受け項垂れる西谷と縁下と山口に田中がそう言ったが、体育館の雰囲気は最悪である。
「.....聞きに行く」
と、月島が言い、入り口の方へと出ていこうとする。