第9章 番外編 〜告白〜
「「、な!!?」」
焦った二人は思わず曲がり角の影に隠れた。
「お、お、おい影山。あれって、」
「...告白...だよな」
がなんと答えるのか、二人はごくりと唾を飲んだが、この距離からだと全く声が聞こえない。
しかし、何かを言った男子生徒の言葉に少し考えた素振りを見せたが微笑み頷いた。
男子生徒はの両手を握り、ペコペコとお辞儀をした。
「日向、あの雰囲気って」
「にオーケーをもらって、喜んでる...よな」
「...くっそ」
明らかに告白が成功したような雰囲気に二人の否定には冷や汗が浮かぶ。
少しだけ会話をして、と男子生徒は別れ、が日向と影山のいる方へ歩いてきたため、二人は慌てて隠れながら体育館へと向かった。